TKT48代表、CSR48の「女性活躍推進から考えるワークスタイルのデザイン」で学ぶ

 
こんにちは!
TKT48プロデューサーの奥田美和です。
 
 
「47都道府県+海外=48地域の、転(T)・勤族の(K)・妻(T)、略して、TKT48!」
 
今でこそ、自己紹介の時にTKT48についてそのように説明していますが、2014年3月に発足した当初は、
「転妻(てんつま・T)・広報(K)・大使(T)、略して、TKT48!」
でした。
 
 
mixiやブログなどで知り合った奥田の昔からの転妻友達と、ずっとブログを見てくれていたという転妻さんと、30名くらいでTKT48は始まりました。
 
せっかく全国にいるのだから、各自が出身地や転勤先の情報をFBページで発信したら、これからその土地に転勤してくる転妻さんのお役に立ったり、地域をPRすることで地域活性化に繋がるのではないか。
 
そう思って「転妻広報大使~TKT48~」というグループ名をつけました。
 
 
1期生10名から始まり、途中で卒業してしまうメンバーもいる中、現在では1期生から5期生の「本当に地域のことが好きな」メンバーが自分のペースで地域情報を投稿しています。
 
それを見て、金沢のワークショップに呼んでもらえたり、水戸市役所と一緒に水戸みやげパンフを作ったり、ミサワホームと「転勤族定住応援プロジェクト」をやることになりました。
 
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「地方創生」についても、全国のメンバーや行政の方の話を聞くことで、ずいぶん理解が深まりました。
 
ミサワホームと一緒に家をつくる「マイホームランド玉川上水」はPPP(官民連携事業)。
ただいま「てんつまホーム(仮)」メンバーで、家と街の付加価値をUPさせるキーワードを出し合っています。
 
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TKT48ではこれらの「転妻の居場所づくり」「地域交流」の他にもう1つ、「転妻のキャリアサポート(企画力・管理力向上)」の活動をしています。
 
 
「企画力・管理力」は、会社員であれば中間管理職には必要なスキルです。
9回転職活動をする中で、職場で、在宅ワークの話を聞く中で、ママ起業家の話題の中で、「マネージャー/ファシリテーター人材不足」という言葉を何度も耳にしました。
 
実は「企画力・管理力」は、子育てサークルや主婦サークルの運営メンバーになることで、会社員ではなくても得られるスキルです。
 
TKT48は900名・全国16チーム。いつの間にか巨大になった女性集団をまとめる力は、次の仕事に役立つと思っています。
 
 
企画力に関しても、ようやく企業の新規企画を一緒に考えることができるメンバーが増えてきました。
 
金融業界出身、不動産業界出身。会社員として働いていた頃の土台があるから、勘を取り戻すための機会【転妻インターンシップ】を用意すればいいだけなんです。(その機会を用意して下さった行政や企業さん、ありがとうございます!)
 
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さて、2015/9に「転妻広報大使~TKT48~」から「転勤族協会~TKT48~」に名称変更したのは、そろそろ「転勤族の妻」だけの集団ではなく「転勤族」の集団になり、転勤問題全般について考えるためです。
 
転勤族本人=会社員。
 
これまでも、行政や企業とCSV(Creating Shared Value=共通価値の創出)の観点からの活動を考えてきましたが、ここで企業CSRの観点でも考える必要が出てきました。
 
 
そんな時に見つけたのが、CSR48です。
――会社側でも、TKT48のような女性グループがあるなんて!?
 
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【「女性活躍推進」は、もう古い?】

日本橋のサイボウズに行ってきました。
何回来ても、楽しいオフィスですね!
 
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まずは、CSR48の説明。
2012年3月に結成された、企業CSR部に所属する女性社員のグループだそうです。
 
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TKT48も、まずは「転勤族/転妻(てんつま)という言葉と存在が、みんなに知られている世の中になってほしい!」というところから始まりました。
 
転勤族の妻は、「転勤がある会社員の配偶者」というだけではなく、「バリバリ働いていたけど夫の転勤で会社を辞めざるを得なかった優秀な女性社員」でもあるんです!
 
CSRも、TKT48でやっているCSVも、「子育てママのサポート」だけではなく、もっと広い概念で活動しています。
 
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そして、今回の講師、サイボウズのエライ人・野水活也さん。
 
テレワークの第一人者であり転勤族の妻の大先輩・田澤由利さんの出版記念パーティーでお会いして以来、「働き方改革」等のセミナーで何度かお話を聞きましたが…
 
私の中では「石川出身、元カメラマン、今はドローンにはまっている、楽しいオジサマ」です。
 
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これまで色々な「女性の働き方」「テレワーク」「働き方改革」のセミナーに参加しましたが、下記の図が一番わかりやすいです。
 
私の最高給与は、正社員だった最初の2年間と、女性正社員が妊娠したため無理して残業&休日出勤して身体を壊しそうになった1回目の東京転勤の時です。
 
地方は、仕事の選択肢も少なく、時給も低い。
テレワークが普及したといっても、エンジニア職以外で時給2000円以上の仕事は、まだまだ見かけないですしね。
 
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子どもを産みたい時に産んで、子育て中心の時はお小遣い稼ぎ。転妻インターンシップで勘を取り戻して、働きたくなったらしっかり働く。
 
今は「専業主婦/プチ起業」か「会社員/がっつり起業(正社員1人以上)」かどちらかですが、その中間がもっと増えるといいですよね。
 
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サイボウズ青野社長の著書「チームのことだけ、考えた」を読んでから、TKT48もチームのあり方を変えました。
 
●マネージャーやリーダーは廃止して、アドバイザー(単なるお世話役)に。
●モチベーションや温度感に合わせてグループを分け、ランチ会に参加して友達づくりしたい人も、会社員復帰したい人も、居心地のいいように細分化。
●TKT48の運営に関わってくれた方に、企業や行政との協業案件に参加するチャンスを提供。
●全員未就園児ママでもどこまでできるかチャレンジ!(KEIO隊)
 
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「100人いれば、100通りの転妻の生き方がある」
多種多様な女性を「転勤族の妻」という共通点で縦にまとめただけの、TKT48。
 
IT業界という男性社会・多重下請け構造・年功序列。
そんな会社員時代に養われた価値観が、TKT48を運営することで見事に壊され、再構築され、メンバーそれぞれの自立に最適な方法を見いだせるようになりました。
 
 
不動産業界出身で、広報部で地域情報を発信し、イベント企画部&KEIO隊でイベント企画をし、ミサワホームとの協働案件で勘を取り戻す。
 
彼女が会社員復帰できた時、つまり「会社が多様性を認めて、転勤族の妻でも雇ってくれた」時、TKT48としては初めて「自立」の実績ができるのではないかと思っています。
 
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そして、私が東京に戻って会社員復帰できた時――。
 
ずばり「東京の企業の転勤問題を解決できる仕事に就けた」時、
TKT48は、そこでようやく名実共に「転勤族の妻の集団」から「転勤族協会」になれるのではないかと思っています。
 
 
結局、CSR48については概要しかわからなかったので、企業CSRについてはもっと勉強します!
 
 


★TKT48 参加方法
http://tkt48.net/member.html
★TKT48 今後のイベント
http://tkt48.net/news.html
 
★転勤族のためのポータルサイト「転勤族ねっと」
http://www.tenkinzoku.net/
★転妻のためのキャリアサイト「転妻キャリアカフェ」
http://www.suai.tenkinzoku.net/