【TKT48チーム埼玉×西倉製菓】あついぞ!熊谷・妻沼(めぬま)の生五家宝(読売新聞取材有)
こんにちは!
TKT48プロデューサーの奥田美和です。
埼玉がどこにあるかはご存じなくても、「暑いぞ熊谷」の映像をテレビでご覧になったことがある方は多いのではないでしょうか。
テレビニュースで真夏日を越えると必ず放映される街、埼玉県熊谷市。
その熊谷に、10年前に熊谷市と合併した「妻沼(めぬま)」という場所があります。
今日は、チーム埼玉の熊谷メンバーで、妻沼にある五家宝屋「重右エ門」(西倉製菓)さんに行ってきました。
こじんまりとした工房 兼 店舗です。
店頭には「生五家宝」の見本がありますが、予約してから行くと「こさえたての生五家宝」を受け取けとれるそうです。
「妻沼(めぬま)茶豆」とは何でしょう?
それは、埼玉県に28ある在来大豆の1つ、妻沼地域の農家で自家用として作られ続けてきた大豆でした。
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【五家宝(ごかぼう)とは?】
「五家宝とは?」「五家宝を作ることになったきっかけは?」
TKT48チーム埼玉・熊谷メンバーの色々な質問に、西倉康弘社長がわかりやすく説明して下さいました。
【五家宝の由来】
諸説あるそうですが、西倉社長が高校等で説明する時は下記のような説明を行っているそうです。
<その1>
江戸の大飢饉の保存食。5人の庄屋で、大豆ともち米を使った食べ物を考えたので「五家宝」。
<その2>
茨城・水戸藩の銘菓「吉原殿中」を元に改良した。
熊谷の「水戸屋」が本家で、熊谷の五家宝屋は「水戸屋」からのれん分けしたところも多い。
「五家宝」と「吉原殿中」の違いは、「五家宝は、外がきなこ棒+中がおこし。吉原殿中は、おこしにきなこをかけたもの」とのこと。
また、「水戸屋」は元々国道17号線(昔の中山道)沿いにあり、関越自動車道がまだ無かった頃にドライブンとして流行ったため、そこで売られていた「五家宝」も土産物として人気を得たそうです。
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【妻沼茶豆を使った五家宝への想い】
西倉社長は、西倉家に伝わる名を受け継いだ二代目職人重右エ門。
「私が一番と思うのは、父親の作業台の下で食べたこさえたての五家宝」
それも、アメリカ産大豆ではなく、地元・妻沼で取れた大豆「妻沼茶豆」を使った五家宝。
「できたてを地元の方に食べてもらいたい」
でも、地元の方はあまり食べないそうです。
そこで熊谷市内の小売店に営業に行きますが、市内では老舗の力が強く取り扱ってもらえなかったそう。
「一口、食べてもらえばわかるのに」
実は私、駅で売っている安価版の五家宝を食べたことがあります。
固くてボソボソしていて、一口でやめてしまいました。
そんな話をしたら「そう言われるんです」とのこと。
「だから、なるべく生にこだわっているんです」
それなら全国の転勤族の妻の代表2名で、「生五家宝」を食べて素直な感想を言ってみましょう!ということになりました。
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【躍る和菓子パティシエの実力!】
工房に入らせて頂き、五家宝の製造過程を間近で見学させて頂きました。
五家宝の原料は、もち米・蜜2種類・きなこ。
手前にさらりとした蜜、奥に濃くとろりとした蜜が用意されています。
ボウルに、ふわり柔らかな香りの妻沼産の大豆「妻沼茶豆」から作られたきなこを入れ、そこにさらりとした蜜を入れて手早くかき混ぜます。
よく混ざった状態です。
「この状態でも美味しいですよ」と一口分頂きます。
口の中に入れると、まるで生キャラメル!
舌の上でとろり溶けていきます。甘さもちょうどいいですね。
先程の「カワ」作りに続いて、今度は「タネ」を作ります。
桶に蒸したもち米と、とろりとした方の蜜を入れ、手早くかき混ぜます。
この作業は「回し桶」といい、四季の温度を感じながら丁度いい固さに混ぜなければならないので習得するのに3年はかかるそうです。
もち米と蜜がよく混ざったところです。
一粒一粒がつやつやと輝いています。
「餃子のように、カワにタネを包むんです」
なるほど、大きな餃子のようです。
ここからが、「踊る和菓子パティシエ」の実力発揮です。
少しずつ、でも確実に、均等になるよう左右にリズミカルに動きながら伸ばしていきます。
足さばきが随分リズミカルだな、と思っていたら、元ダンサーなんだそうです。
「昔、僕より上手な女性職人がいたんです」
転がす作業は続けたまま、西倉社長が人材育成について語ってくれました。
とても上手だったので、彼女にお店を任せて、自分は外に営業に行けたら。
そんな日を夢見ていたある日、女性職人から告げられた妊娠。
もちろん喜ばしいことだけど、自分の後継者として育成してきた職人が…。
「女性の出産とキャリアの継続」は社会的な問題となっており、大企業では育休復帰や時短制度も整備されてきましたが、中小企業ではまだまだ制度導入が遅れています。ましてや職人の世界は「修行し続けてきたカンや技」が求められる職場。簡単には育休復帰とはいかないようです。
産業カウンセラーとして話に聞き入っていたら、あっという間に完成していました。
出来立てを、早速試食します。
噛むとサクッとした食感の後に続く、水飴に絡まったもち米の甘さ。
その後に、ふわり香る優しい甘さのきなこ。
「駅で売っている固い五家宝とは全然違う!!」
これが、西倉社長が「一番美味しい」と思った、お父さんのできたて五家宝の味なんですね。
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【妻沼の工房と、限定店舗でしか食べられない生五家宝】
「こんなに美味しい生五家宝なら、大宮や東京で売ればたくさん売れそうなのに?」
と思ったのですが、「こさえたての五家宝」は要冷蔵なのです。
水飴を使っているので暑さに弱い五家宝。
「暑いぞ熊谷」で有名な熊谷妻沼なので、工房内はエアコンをフル稼働。
それでも暑すぎて、取材中に3回ブレーカーが落ちたくらいです。
だから、固い五家宝とは違い、いつでもどこでも販売できるという訳ではないのだそう。
そこで、転勤族の妻の出番です。
一緒に行った熊谷メンバーの1人は「社宅でみんなに食べてもらう!」と言っていたし、私はコワーキングカフェ大宮MIRAIでお客様に食べてもらおうと思います。
そして、私達と同様「美味しい!」と思ってもらえたら、ぜひ工房に買いに来てもらえたらと思います。
近くの国宝「妻沼聖天」(日本三大聖天の一つ)にも行ってみて下さいね。
★五家宝屋重右エ門(西倉製菓)
埼玉県熊谷市上根64-7
JR高崎線熊谷駅から、車で20分
https://www.facebook.com/gokaboya
★妻沼聖天
埼玉県熊谷市妻沼1627
JR高崎線・熊谷駅よりバスで約25分
バス停「聖天前」下車後徒歩1分
あさひバス(太田駅行き・西小泉駅行き・妻沼聖天前行き)が利用できます
http://www.ksky.ne.jp/~shouden/
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TKT48のイベントは各地でやっていますが、すぐ満席になることも増えてきたので、
TKT48ファンクラブ&各チームに参加して、早めに情報ゲットして下さいね☆
★TKT48 参加方法
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★TKT48 今後のイベント
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★転妻のためのキャリアサイト「転妻キャリアカフェ」
http://www.suai.tenkinzoku.net/